特定希少野生動植物&特定希少野生動植物保護区
こんにちは、ヒトエコ編集部の吉田です。
先日行われた環境検定試験(eco検定)のため勉強をしていた際に、現在世界ではかなり多くの種が絶滅危惧種に分類されていて、それらを保護するために色々な取り組みがなされていることを知りました。
試験も終わり一区切り付いたので、自分の住む愛媛県の動植物の絶滅危惧種について、愛媛県レッドデータブックで調べてみました。
上記によると、愛媛県内に生息・生育する全ての野生動植物は9,136種、うち絶滅した・絶滅に瀕している1,342種が希少野生動植物として掲載されていました。
また、希少野生動植物のうち、特に保護を図る必要があると認められた「特定希少野生動植物」として、愛媛県では平成21年3月6日に「特定希少野生動植物」13種、「特定希少野生動植物保護区」6箇所が指定されました。(下記)
■特定希少野生動植物13種(平成21年3月6日指定)
両生類/カスミサンショウウオ/絶滅危惧Ⅰ類
両生類/ダルマガエル/絶滅危惧Ⅰ類
昆虫類/ハッチョウトンボ/絶滅危惧Ⅰ類
昆虫類/コガタノゲンゴロウ/絶滅危惧Ⅱ類
高等植物/ハマビシ/絶滅危惧ⅠA類
高等植物/ミズスギナ/絶滅危惧ⅠA類
高等植物/トキワバイカツツジ/絶滅危惧ⅠA類
高等植物/サギソウ/絶滅危惧ⅠB類
高等植物/クマガイソウ/絶滅危惧Ⅱ類
高等植物/フクジュソウ/絶滅危惧Ⅱ類
高等植物/シコクカッコソウ/絶滅危惧ⅠB類
高等植物/ウンラン/絶滅
高等植物/チョウジガマズミ/絶滅危惧ⅠB類
■特定希少野生動植物保護区6箇所(平成21年3月6日指定)
片上地区カスミサンショウウオ保護区/今治市波方町樋口字大平乙206番1地先
宅間地区カスミサンショウウオ保護区/今治市宅間字ヨシヲシ乙227番2
台地区ダルマガエル保護区/今治市大三島町台530番3
庄内地区ハッチョウトンボ保護区/西条市旦之上乙1番12
織田ヶ浜ハマビシ保護区/今治市東村一丁目甲859番30地先
織田ヶ浜ウンラン保護区/今治市東村三丁目甲582番地先
※愛媛県庁公式ホームページ参照
私の実家は今治なのですが、今治市の多くが保護区として認定されたことは知りませんでした。
なかでも織田ヶ浜は実家のすぐ近くで、幼少のころ、海水浴・釣り・花火と家族や友人達と遊んでいた場所が、保護区となっていることに驚きました。
種の絶滅の多くは、人間の活動、特に動植物の生息地の破壊によるものされています。
保護区はもちろんのこと、その他地域に生息する動植物の環境を守るためには、一人一人が意識することが大切だと思います。
人の手によって破壊された環境を、今後は人の手によって守っていきたいですね。